神田鉄工の製品って
私たちの暮らしにどう役立っているの?

私たちはメーカーではありません。
自社で作った製品をメーカーへ提供するサプライヤー(供給者)です。

納める製品は様々ですが、どれも普段の生活ではなかなか目にすることのないものばかり。

このページでは、特に「下水処理施設」を例にとって神田鉄工のモノづくりが私たちの暮らしにどう関わっているのか?をご紹介します。

水処理関連装置(下水道施設)

下水処理施設とは、汚れた水をきれいにする施設です。みなさんが使った水(=汚水)は、地下に埋めてある下水道管をとおり、下水処理場に運ばれます。
下水処理場に運ばれた汚水は、次の図のように、それぞれの役割を持った槽(そう)を通して綺麗にして川や海に流しています。
1 沈砂池
沈砂池では、汚水に含まれる大きなごみや石、砂などをしずませて取り除きます。

高さ約12メートルもある除塵機

神田鉄工では、沈砂池で使われる除塵機(じょじんき)の製作実績があります。
除塵機とは、水に含まれる塵や土砂、ごみ、落ち葉などをかき集めて取り除く機械です。
2 最初沈殿池
次に、沈砂池で取りのぞけなかった細かい汚れをゆっくり流して沈めます。

巨大なクラリファイヤの部品

神田鉄工では、沈殿池で使われる中心駆動支柱型クラリファイヤの製作実績があります。
中心駆動支柱型クラリファイヤとは、異なる物質が混在している溶液を分離し、澄み切った液を取り出すための装置です。
沈殿する細かいゴミや、浮いた油などを取り除いて汚水をより綺麗にしていきます。
3 反応タンク
汚水に活性汚泥と空気を送り込んで撹拌(かくはん)し、汚水をきれいにします。活性汚泥とは人為的・工学的に培養・育成された微生物の固まりのこと。
クマムシ、ヴォルティセラ、アルセラ、エピスチリス、イタチムシなどのたくさんの微生物が汚れを食べてくれます。

円盤から空気が吹き込まれます

神田鉄工では、反応タンク内で使われる散気装置の製作実績があります。
散気装置は、汚水に空気(酸素)を吹き込み、酸素を好む微生物を増やすことで効果的に汚水を浄化していきます。
豆知識
曝気(ばっき)と散気は、どちらも液体を空気にさらして浄化する排水処理方法です。曝気は液体を空気にさらして酸素を供給し、散気は液体に気体を放出します。弊社では両方の装置の製作実績がございます。
4 最終沈殿池
水をゆっくり流して活性汚泥を沈め、きれいになった上ずみの水と分けます。

掻寄機駆動装置(カバー)

掻寄機の水中軸

掻寄機のレール

掻寄機のレールブラケット

神田鉄工では、沈殿池で使われる汚泥掻寄機(おでいかきよせき)の製作実績があります。
沈降して溜まった汚泥を取り除く設備です。汚泥掻寄機にはチェーンフライト式、ミーダ式などの掻き寄せる手法がいくつかあり弊社では両方の製作実績がございます。
5 消毒処理(塩素接触タンクなど)
最終沈殿池できれいになった上ずみの水を消毒して川や海へ流します。

存在感のある活性炭吸着塔

神田鉄工では、消毒処理工程で使われる活性炭吸着塔の製作実績があります。

うわずみの水が活性炭の中を通ることにより、残っている汚れを活性炭に吸着させます。
6 様々な役割をもったタンク類
下水道処理の工程には色々な役割を担った槽が存在します。弊社では一品一様でその役目を担うタンクを数々製作しています。
7 汚泥の処理
水をきれいにする処理で出た汚泥に含まれている水分を減らします。
脱水された汚泥は、最終的に焼いて害のない灰になって、セメント原料などに再利用されます。
神田鉄工では、汚泥の処理工程で使われる汚泥脱水機の製作実績があります。
水分を含んだ汚泥を2枚のろ布で挟んで脱水する「ベルトプレス」や、スクリューで狭い出口へ押し込むことで脱水する「スクリュープレス」など色々な様式の汚泥脱水機を製造しています。
如何でしたでしょうか。

モノづくりは"作ること"が目的ではありません。
ほんとうの目的は「誰かの問題を解決」したり「誰かの生活を快適にする」こと。
神田鉄工は、モノづくりを通してみなさんの生活の快適をお守りする、
「人と社会の今日と明日をつなぐ」ことを実現し続ける会社であるために
これからも真心込めて誠実に仕事をして参ります。

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