
除塵機(じょじんき)のお話
こんにちは。神田鉄工です。
ゴールデンウィークはみなさんいかがお過ごしでしたでしょうか?
長くお休みを取られた方も多かったかと思いますが、
今年は休日の並びがいまひとつでしたね。
今回は、弊社がお客様より継続的に受注している製品「除塵機」のお話です。
当ホームページでも「私たちの関わり」コーナーで、下水処理施設を例に、
流れてきた汚水を処理するときの入口部分で大切な働きをする装置として
紹介しています。
今一度、除塵機についてお話をさせていただきます。
ごみと水の交通整理をする分別のプロ
河川や下水道には、枯れ葉や枝、ごみやプラスチックなどが含まれています。このような異物をそのまま水路やポンプまたは処理施設に取り込むと故障や性能低下の原因となります。
そこで、除塵機(スクリーン)を使ってごみと水を分ける役割を担っています。
分別のからくりは次の通りです。
水を通すときに、金属製の格子(スクリーン)でごみを止めて、引っかかったごみをレーキと呼ばれる熊手の様なものでかき取るというとてもシンプルな仕組みとなります。
集められたごみはベルトコンベアなどでごみ箱へ運ばれ、トラック等で回収される、とういのが一連の流れとなります。
水を扱う様々な場面で大事な役割を果たす「除塵機」ですが、残念なことに、今まで、工場内でしかその姿を見たことがありませんでした。
しかし、
まさか!は起こりました。

灯台下暗し…身近なところで除塵機と出会った
GW後半の4連休を利用して、実家で田植えの手伝いをしていると、、、



もしかしてあれは!



こんな田んぼのど真ん中で、実際に働く「除塵機」がありました。
水路がこの先で河川と逆サイフォンで交差していていることに加え、
農業用水の揚水場が近くにあることから、おそらくポンプに入る手前で
ごみを分離しているのだと思います。
残念ながら弊社で製作した製品ではなかったですが、こうして働く
除塵機が見れたことに農作業も忘れて感動してしまいました。
(弊社の製品が働いているところを見たら大泣きするかも)
改めて、私たちの営みを支える役割を担った製品を
作っているのだなぁと実感したお休みでした。